12月20日「北送事業 現代の奴隷船 168次北送船ドキュメント映像上映&三浦小太郎氏講演会」のご案内

お知らせ

この映画は、「勝共連合」が1973年に制作したものですが、この記録映画は、当時の北朝鮮帰国(帰還)事業を人道的事業として、日本の全政党、全マスコミ、がもろ手を挙げて賛成していたのと違い、全く別の角度から「北朝鮮に在日同胞を送りこむ帰国事業は、悲劇の淵に放り込むようなものだ」と、明確にこの事業に反対していたグループがあったこと、帰国事業がどのような性格を帯びていたのか、北朝鮮や朝鮮総連とまったく異なる主張を掲げ、帰国事業を阻止したグループがあったことがわかります。

1960年代当時から、帰国事業に反対し阻止運動を展開した韓国や民団の考えにほぼ近い内容でもありますが、「勝共連合」の政治的主張の是非はひとまず置いて今、帰国事業の実態を知った者として、この映画を見ると、映画が言わんとしたこと、韓国や民団が言わんとしたことの考え方が相対的にみて正しかったことが分かります。

帰国事業の帰結は、歴史の位相が常に激しく変動し、帰国事業の全ぼうに迫ることがいかに難しいことかがわかります。少し、留まって韓国側の言い分や民団の言い分にも耳を貸していたならば、在日同胞と日本人配偶者ら9万3千の人々の悲劇は防げたのではないだろうかと思わざるをえません。様々なことえを考えさせられる映画です。

北朝鮮帰国事業の真実を知る貴重な資料として、帰国事業の事実を解明する一貫としてこの映画を客観的に見ることをお勧めします。

また、映画の上映終了後に、「守る会代表」も務めたアジア自由民主連帯協議会事務局長の三浦小太郎さんの、この映画から見えてくる北朝鮮帰国事業に関する貴重なお話がありますので、「守る会」の会員、理事の皆さま方は、是非、ご覧ください。

問い合わせ先は、統一日報読者の会、自由と人権を守る日米韓協議会
山下(090-1258-3028)までお願い申し上げます。

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