北朝鮮帰国事業裁判支援基金のご寄付のお願い

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お知らせ

守る会理事長より挨拶

すでに新聞、テレビのニュースでご存知のことと思いますが、この度、当会の山田文明前理事長が、全力を傾けてこられた北朝鮮帰国事業裁判の初公判が初めて、東京地裁103号法廷で、さる10月14日に開かれました。足掛け20年になる北朝鮮帰国事業裁判は、過去2回の裁判(2001年と2008年提訴)が「時効の壁」などで開廷に至らず棄却となりました。

2018年8月に川崎栄子氏ら5人の脱北帰国者が原告となって提訴した3回目の裁判、すなわち北朝鮮政府と最高指導者の金正恩党住書記を相手取って起こした5億円の損害賠償請求訴訟裁判に至って初めて受理され、この10月14日に初公判を迎えた次第です。

決死の思いで北朝鮮を脱北し、日本にたどり着いた齋藤博子、榊原洋子、川崎栄子、高政美、石川学の5人の原告の方々が103号法廷で堂々と弁護団の尋問に答え、当会理事の高栁敏男教授が北朝鮮帰国事業について意見書を陳述されました。

ここに至る間、弁護団の先生方は、手弁当の無料奉仕に徹してこられ、様々な文献に当たり、原告団からの意見聴取を重ねてこられました。しかし、ここに至っては、これまで尽力された弁護士の先生方の労苦に報いるために、過去3年かかった弁護士費用をクラウドファンディングで捻出すべく裁判支援基金のための寄付金を募っております。

目標額は300万円ですが、会員の皆様には、上記のクラウドファンディングのパンフやチラシをご覧の上、是非ともご寄付のご協力を心よりお願い申し上げるしだいです。

なお、クラウドファンディングでの寄付の仕方が難しい場合には、会報の「かるめぎ」の最終面に乗っている「守る会」の郵貯の口座宛てに、振込用紙に「裁判支援基金として」とご記入の上、振込をお願い申し上げる次第です。寄付は「3千円」から受け付けておりますが、額は「5千円」でも「1万円」でも「5万円」でもいくらでも結構です。どうか、お手元の許す範囲内で結構ですので、ご寄付をいただければ幸いに存じます。どうか、よろしくお願い申し上げます。

非営利特定活動法人北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会理事長 佐伯浩明 拝

<クラウドファンディングの案内>

「もういちど、会いたい…」北朝鮮政府を訴える史上初の裁判へご支援を - クラウドファンディング READYFOR
「帰国事業」で日本から北朝鮮に渡った約9万3人。壮絶な差別、迫害にあう日々を過ごし、命懸けで脱北した5人が北朝鮮政府を訴える裁判にご支援を。 - クラウドファンディング READYFOR

命懸けで脱北した私たちは、史上初の裁判に挑みます。

かつて、北朝鮮が「地上の楽園」と呼ばれていたのをご存知でしょうか。

私たち5人は、今から約60年前に「北朝鮮帰国事業」のもと、「北朝鮮では豊かな暮らしができる」という謳い文句を信じて、日本から渡北。そこで壮絶な差別や迫害を数十年間にわたって受け続け、その後命懸けで脱北しました。

「帰国事業」により、北朝鮮に渡った在日コリアンと日本人は約93,000人います。

私たちは、騙されたのです。

北朝鮮帰国事業裁判原告団は、北朝鮮に残した家族と再会するために、北朝鮮政府を訴える初めての訴訟を起こし、今年10月、ようやく裁判が開かれることになりました。

北朝鮮に残された家族との再会のため、日本から北朝鮮に渡り、今なお苦しんでいる人たちやその子孫たちのため、この裁判をなんとかやりとげたいのです。

私たちは今こそ、多くの皆さまに「北朝鮮帰国事業」により起きた悲劇を知っていただき、この裁判を支援していただきたいと考え、クラウドファンディングを立ち上げるに至りました。

北朝鮮帰国事業裁判では、北朝鮮政府に訴訟を提起し、その責任を問うとともに、北朝鮮に今も閉じ込められている「帰国者」とその子孫たちの一日も早い救済を、日本社会、日本政府、国際社会に訴えます。

■資金使途:

訴訟費用に充てさせていただきます。

日本内外に「帰国者」の実態を知らせ、今も北朝鮮に閉じ込められている「帰国者」とその子孫の救済を訴えるための費用に充てさせていただきます。

https://readyfor.jp/projects/northkorea
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